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東京宝石倶楽部

小さい宝石の買取に関する疑問。そもそも売れるの? 高い査定額になるの?

更新日:11 時間前

小さな宝石イメージ

宝石の大きさはいろいろ、売りたい宝石もいろいろですね。

「小さい宝石だけど、これ買い取ってもらえるんだろうか」、そんな疑問を持つ方は多いようです。


結論:小さな宝石も、買取できます。

 

ただし、その中身はさまざま。損をしないために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。




1 そもそも小さい宝石って?


「小さい宝石」と言っても、人によって思い浮かべる大きさはいろいろです。

たとえば、「ここのケーキ、すごく大きいんだよ」と友達に紹介されて注文してみると、(あれ、私が行っているお店のより小さいな・・・)なんて感じた経験がある方も多いでしょう。ステーキでもパンでも何でもいいのですが、聞いていた大きさとギャップを感じたことがある人は多いはずです。

まずは「小さい宝石」と思うのは、自身の主観というのが前提になります。


小さなダイヤモンドがついた指輪イメージ

買取において重要なこと、つまり査定額がいくらになるかですが、大きさより質です。

わかりやすいように、次もショートケーキを例にしてみましょう。

600円で一般的に見てもかなり小さめ、でも食べてみるとふわふわで甘さも上品、ほっぺたが落ちるくらい美味しい。多くの人が大絶賛で、毎日お昼すぎには売りきれている。

一方で別のお店のショートケーキは、値段は同じで倍くらい大きいものの、パサパサでただ甘いだけ。閉店近くになってもほぼ売れ残り状態・・・。

 


前者はもしかすると、もっと高くても食べたいと思うかもしれませんし、後者は300円でも食べたいとは思わない人が多いかもしれません。

宝石もこれと同じ。小さくても価値が高い宝石なら、高価な査定額がつきます。

 

ただし食べ物と少し違うのは、宝石は品質の基準として「重さ」があるので、「小さいけど価値が高い(査定額が高い)」という割合は低いのが現実です。

 

【ここまでのまとめ】

・小さな宝石も買取は可能。

・査定額はその宝石の価値による。

・ただし、小さな宝石で高い査定額が出ることは少ない。

 

これらを基本的な知識として、さらに具体的に見ていきましょう。


2 ダイヤモンドと色石で違います


ダイヤモンドは価値が高い宝石ですが、数も圧倒的に多い宝石です。一方でルビー、サファイア、エメラルド。さらにアレキサンドライトやパライバトルマリンといった色がついた石があります。ダイヤモンドにもピンクダイヤモンドなど、色がついたものがあります。

宝石の大きさに限らずですが、査定は「ダイヤモンド」と「色石」で大きくわかれます。


2.1 ダイヤモンド


小さい宝石というくくりでみると、「小さいけどそれがメインとなっているダイヤモンド」と、「メインを引き立てたり、装飾として数多くついた小粒なダイヤモンド」にわかれます。後者は「メレダイヤモンド」と呼ばれ、「メレ」がフランス語で小粒を意味する言葉です。

 

ダイヤモンドの品質基準は、下記の四つをもとにします。

・carat (カラット):重さ

・color (カラー):色

・cut (カット):透明度

・clarit (クラリティ):プロポーション/カット

 

いわゆる、「4C」と呼ばれるものです。

小さなダイヤモンドもこの基準をもとに査定されますが、重さは評価が低くなるので、他でよほど価値がなければ高めの査定額は出ません。

 

少し大きめのダイヤモンドがついた指輪イメージ

メレダイヤモンドも理屈上は、査定の基準は同じくこの4Cです。ただし極小ともいえるメレダイヤモンド、一個ずつ査定していくなんてことはまずしません。ですから実際には「ひと山いくら」での査定がほとんどです。

極小のメレダイヤモンドに価値が高いものが混じっていた、なんてこともないとは限りませんが、そんな稀な展開は誰も考えていませんので、むしろ多少値がつけばいいくらいで考えておく方が無難でしょう。

メレダイヤモンドの場合だと、「(査定時間をかけてももったいないので)最初から買取はお断りする」というお店の話も聞きますので、そんな経験や情報から「小さな宝石は買い取ってもらえない」という噂が多いのかもしれません。


2.2 色石(カラーストーン)


ルビーやサファイア、エメラルドといった有名で人気が高い色石。

あるいはアレキサンドライトやパライバトルマリンのように、希少石として有名なもの。これらはダイヤモンドのような明確な品質判定基準がありません。

ちなみにダイヤモンドも、ピンクやブルーのカラーダイヤモンドだと通常の品質判定基準外になります。

エメラルドがついた指輪イメージ

これらの色石は一つひとつの宝石が持つ価値が違いますので、もの自体を評価して査定額を出します。小さな宝石であってもそれは同じ。

ただし大きさ(重さ)は一つの判断基準ですから、小さな色石についても「査定をしてみたら、びっくりするような高値がついた」というのは稀になります。その点は期待を持ちすぎない方がいいでしょう。



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3 小さな宝石買取の実情


ダイヤモンドのところで少しふれましたが、メレダイヤモンドなど「この重さなので、ひと山いくら」という買取が多いです。実際に詳しく査定しても大きな金額にならないので、これだけならお客様の損もあまりないかもしれません。

しかしメインでついているダイヤモンドや色石も、得てして地金とひとくくりで買い取られることがあります。もしかすると、メインの宝石は価値があるかもしれません。仮にメインの宝石だけで数万円なのに、メレダイヤモンドの山と一緒にされて数千円など言われたら困りますね。しかしジュエリー買取では、そういったことがよくあるのです。なぜなら宝石自体の価値は考えていない理解していない買取店が多いからです。

 

「小さな宝石でも買い取ります」とうたっているところは大丈夫かといえば、そうでもありません。よく見ていくと、「宝石が小さくても、地金に価値があるので高値で買い取れます」としている所が多いのです。

地金はどこでも買い取ります。貴金属は相場価格が出ているので、ダイヤモンド以上に査定は簡単です。ただし「宝石+地金」ではなく「地金のみ」で評価するので、買取額は地金のみです。貴金属の相場を基準に多少のプラスマイナスをすることで査定額は異なりますが、どこの買取店も大差はありません。プラスをすることはあまりなく、大抵はマイナスでしょう。そもそも宝石は0評価なので、そうした買取店はこの分のプラスがまるっと利益になります。

仮に宝石もしっかり査定していても、ダイヤモンドだけやメレダイヤモンドを重さのみで評価といった感じです。色石はよくてプラスα程度、もしかすると「うちでは買い取れません」と断りを入れてくるかもしれません。価値がよくわからない宝石査定に、時間や手間を取られるわけにはいかないからです。

こうしたことは、大規模展開しているお店(チェーン店など)でありがちです。ついている小さな宝石に価値があろうがなかろうが、貴金属部分だけの査定額で買い取れれば会社は損をしないので、「小さな宝石のついたジュエリー歓迎」となるわけです。

 

逆に宝石買取店の場合だとどうでしょうか。

小さなダイヤモンドがついた指輪イメージ

「宝石+地金」で評価しますが、地金(貴金属)は大規模店でも小さな宝石買取専門店でもほぼ同じ金額です。相場を基準に見ているからです。

大規模店と違うのは、地金部分にのみ価値を見ているわけではないことです。実のところ一定額の地金のみが評価できるジュエリーの買取はそれほどメリットはなく、宝石部分に価値があるとかなり魅力になります。

だから「ついているの、小さな宝石だから」「メレダイヤモンドは価値がないって聞くから」といった不安があっても、宝石買取店が買い取りたい、ときちんとした査定額を出してきたものは、相応の価値があるのです。

ご来店の他に、遠方の方にも安心の買取メニューをご用意。


4 高く買い取ってもらうためには


よく「高く買い取ってもらうコツ」として、複数のお店で査定してもらい、比較するというアドバイスがあります。しかし前章で書いたように宝石部分をほとんど評価しない大規模店で複数査定しても、あまりメリットはありません。「宝石買取の専門店」で比べてみるのがいいでしょう。もちろん、「大規模店と宝石買取の専門店」もありです。

現在は「LINEで査定を送って、目安額を出してもらう」というのが多いので、来店できない地域でも対応してくれるお店は多いはずです。一点注意なのは、「LINE査定の時と、実際に品物を渡した後に出された額が大きく異なる」という場合です。写真では確認できなかった傷があったなどで下がることもありますが、意図的に違う金額を出しているケースもあります。その買取店の口コミなども参考にしておくといいでしょう。

 

これ以外にも小さな宝石を高く売るためのコツとして、「汚れを落とす」「鑑定書を用意する」などがよく紹介されています。

品物を見せる時には大抵はきれいにすると思いますし、その方が査定士もよい印象を持ちます。しかしそれで大きく査定額が変わるかといえば、もちろんそうではありません。宝石そのものの価値は変わっていないので、軽微なプラスです。

お店が汚れを取るのに時間がかかれば、その手間分はマイナスにしようと考えてもおかしくはないですし、それほど価値が高くなさそうなら買取自体を断るといった対応も考えられます。常識の範囲できれいにしておけば問題ありません。

 

鑑定書もよくいわれますが、必須ではありません。「鑑定書がないとちゃんとした評価ができない」と言っているのは、「品物をを見て査定する知識や経験がありません」と言っているのと同じです。あれば用意してもらえるといいですが、やはりこれで大きく査定額に影響が出ることはありません。もしガラリと変わったら、そもそも査定がちゃんとできておらず、まともな査定額からかなり低い額をつけていた可能性の方が高いです。

 

結論として小さな宝石部分は価値がない、と言われたら、宝石やジュエリー専門の買取店に最低でも1~2件、再度査定してもらうのがいいでしょう。


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この記事の監修者

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この記事は日本一の宝石街に店舗がある専門店、東京宝石俱楽部が監修しています。


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