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東京宝石倶楽部

結婚指輪は売れます。売れないと考える理由やタイミング、気になるお値段を解説

結婚指輪イメージ

「結婚指輪を売りたいけど・・・」、そう悩んだり疑問に思っている方が多いようです。結論として、結婚指輪は売れます。


結婚指輪の売却(買取)に関するさまざまな疑問、実際の売り方やポイントなどを解説します。

(前提知識等ある方、とにかく高く売るためのノウハウが知りたい方は「3. いくらで売れるのか」以降をお読みください)



1 結婚指輪が売れないと考える理由


結婚指輪は売れないのでは? そう考えるトップクラスの理由は、「(イニシャルなどの)刻印が入っているから」のようです。

名前入りの中古品は誰も買わないはず、そう考えるのは一般的な感覚なので、当然の理由ですね。

しかし結婚指輪は、買い取った後にほとんど次の処理をするため、売却が可能なのです。

 

(1)刻印を消して再販などに回す。

(2)素材として使う。

 

ジュエリーの買取業者では、刻印を消すという作業ができます。つまり(1)の刻印を消して再販できる、ことになります。

貴金属の指輪イメージ

ただし実際に多いのは、(2)の素材として使うやり方です。買い取った指輪を溶解して、ゴールド(金)やプラチナといった素材にするのです。宝石がついた指輪の場合はそれを外して天然石として扱い、地金部分の貴金属は溶解します。つまりどちらも部品やパーツとしての再利用になります。

よほど特殊なデザインや、かなり高額で状態がいいハイブランドのアイテムであれば刻印を消すということもありますが、ほとんどは素材としての扱いです。

ですから刻印の有無は、買取においては気にする必要はないのです。

 

結婚指輪が売れない(売りたくない)理由としては他に、贈った人や所有者の「思いがこもってそう」「念が残っているのでは?」という、心情的なこともままあります。特に宝石がついた指輪だと、こう考える人が多いようです。

不可思議なことがまったくないかはわかりませんが、少なくとも実際の買取を長年やっていて、あるいは業界内にいる数多くの友人や知人からも、これによる不都合が起きたという話は聞いたことがありません。

 

仮にそんな引っかかりがあるため、ずっと持っている指輪をその所有者がどうするのか。

結局は家のどこかに置きっぱなしになっていたり、捨ててしまうということが多いようです。

多少なりとも金額が得られる。特に宝石がついている場合は、その価値に応じて思わぬ高値がつくケースも多いので、心情的な理由で売らないのは勿体ないといえます。指輪や宝石そのものも、欲している人のもとへといく方が幸せなのではないでしょうか。

 

他にも売却しない理由として、「指輪の売却先を知らない、わからない」「騙されないか怖い」といったものがあります。売却先の選択肢としてもっとも多いのは、やはり買取店への依頼です。フリマアプリやネットオークションもありますが、そもそもの価値もわかりませんし、個人間だと大きなトラブルになる可能性もあります。

買取店は査定だけでもOKという所がほとんどなので、どれぐらいの価値なのか、まずは確認してみるだけでもいいでしょう。


買取は全国対応、写真からでも精度の高い査定をいたします。


2 結婚指輪を売るタイミング、状況

 

結婚指輪を売るタイミングや理由はどんな時か? 多いのは、離婚です。離婚後にすぐか、それとも何年か経ってからかは一定ではないでしょうが、少なくとも離婚が大きなきっかけになります。

 

こう書くと「離婚が増えてますからね~」などの意見が出ますが、実際の日本の離婚件数は減っています(離婚率も減少)。

厚生労働省の「離婚件数の年次推移」によると、離婚件数は2000年代の初めがもっとも高く、その後は減ってきていて、令和2年のデータでは1980年代に近づいてきています。


一方で「結婚指輪 売る」という、インターネットでの検索は増えています(Googleトレンドによる調査)。

検索数がアップしている理由ですが、買取店を含めたリユース業が増えているから、というのがまずは挙げられそうです。さらにその中でのネット売り上げ比率が増えているため、インターネット検索の伸びも大きいと考えられます。

実際に環境省が出しているリユース市場規模調査等に掲載された、「リユース企業のネット売上比率の経年変化」の伸びと、「結婚指輪 売る」というキーワードによるネット検索数が伸びている時期は一致します。

結婚指輪を売るというのは離婚が増えているからではなく、買取業が一般化しているからなのですね。別の言い方をすると、結婚指輪を売りたい人にとっては、より手軽に売りやすい状況になってきているのです。

他にも不況などの経済的な理由。あるいは壊れているから、サイズが合わなくなったというふうに、指輪を持っていても身につけることができないという理由で売却を考える方がいらっしゃいます。


3 いくらで売れるのか

 

買取でもっとも気になる、「いくらで売れるのか?」。

これは査定するアイテムによる、という回答になりますが、金額の目安はあります。

それは、「査定時の金、プラチナ等の価格相場」です。金(ゴールド)やプラチナ、シルバーといった貴金属は、一定の基準額があり、経験が浅かったり少し研修を受けた程度の鑑定士でも、基準をもとに査定額を出せます。

 

ダイヤモンドの指輪イメージ

「ちょっと待って。私の指輪には宝石がついているんだけど・・・」というのは、鋭い指摘です。しかし多くの方が真っ先に思い浮かべる一般的な買取店は、地金の金やプラチナに重きを置いて査定しているようです。先ほど書いたよう貴金属には基準があるので、それをもとにすれば店が利益を得られる額を経験が少なくても出せるからです。

指輪についている宝石はプラスα、いやプラスになればいいのですが・・・といったレベルの査定額になるでしょう。

 

多く結婚指輪に使われている宝石はダイヤモンドです。ダイヤモンドは、査定の基準があるので、それに沿った査定が基本ですが、それだけだと細かな価値まではわかりません。ですから「基準に照らして、無難な低い額」で査定する買取店が目立ちます。

ルビーの指輪イメージ

これがルビーやサファイア、エメラルドといった色石になると基準自体がないので、鑑定士によってぜんぜん違う値段になってしまいます。色石は一点一点で価値が異なるので、一律の基準で査定できないのです。

こうした理由から複数の買取店で指輪の査定をした方は、「ぜんぜん値段が違う」と不信に思ったり、安い査定額を出されたことで大きく損をしてしまうのです。

つまり結婚指輪をより高く売るためには、地金部分の貴金属だけでなく、宝石部分を正しく評価してくれる所で査定、売却するのがよい選択になります。


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4 売る場所とノウハウ


多くの方が売却先として思い浮かべる買取店は、次の二つでしょう。

 

○有名な宝石、ジュエリー中心の買取店

○有名な総合買取店(各種ブランド品や金券など幅広く扱うお店)

 

いずれにしても、有名ということは規模が大きいということ。つまり名前をよく見たり、全国展開している所です。こうしたお店は地金部分(貴金属部分)にのみ重きを置いた無難な査定額になりますので、高額とはいえません。数多くのアイテムを手掛ける総合買取店は、結婚指輪も買取アイテムのワンオブゼムでしかありませんから、いっそうプラスは望めません。

なお一般的にはほとんど区分けができませんが、リサイクルショップだとさらに専門性が薄れますので、せっかくの指輪に二束三文の価値しかつけられないケースもよくあります。

 

これらに比べると、結婚指輪は宝石、ジュエリーの専門店で査定、売却する方が高値がつきやすいです。実のところ宝石がついていない指輪の場合だとそこまでの差は出ないかもしれませんが、割合的には宝石がついた結婚指輪が多いので、宝石の価値をしっかり査定できる所が特におすすめです。

ダイヤモンドはもちろん、基準がない色石の場合はなおさらです。数万から数十万円、石によってはそれ以上違う査定額が出る例もあります。

 

とはいえ、「有名店は自社で販売したり売り先が多いはずだから、高く買い取ってもらえるのでは?」という意見もあるでしょう。

査定中のイメージ

しかし、それは間違いです。売却された宝石やジュエリーの需要は国内では少なく、海外がほとんどです。ですから自社が販売店を持っていてもあまり意味はありませんし、国内の店舗数や規模が大きくても海外取引が多い所はほぼありません。

そのため、過去から海外取引を多くしている専門店の方が売り先は圧倒的に多いのです(すべての専門店が、豊富な海外ルートを持っているわけでもないですが)。

 

もっとも専門店の多くは1からせいぜい数店舗、また一般の方は名前を知らないことが多いので、その面では不安はあると思います。

しかしどんなお店であれ、査定額に納得いかなければはっきり断って大丈夫です。

さらに今は、LINEやネットで写真を送って事前に目安額を知る、ということが多くなっています。目安の査定額を知ってから来店や宅配で品物を送ってから見てもらい、最終の値段を出してもらう、ということもいいでしょう(もし実際の査定額が事前に知らされたものよりかなり少なければ、それこそ遠慮なくお断りください)。

 

査定、買取時の一般的なノウハウとして「汚れを取ってきれいにしましょう」や「証明書類があった方がいいです」などが紹介されますが、これはそれほど大きな意味はありません。

少々汚れを取っても指輪の価値があがるわけではありませんし、最初の方で紹介したように買取後は基本的に分解や溶解をして素材になるので、アイテム自体が清潔であっても大きな意味はありません。証明書類もないよりはあった方がいいものの、別の見方をすると「その鑑定士が判断できないから、証明書があると便利」というふうにも取れます。

まずは数店舗を直に回ったりネット(LINE)経由で査定を依頼して、よさそうな所できちんと買取相談するのがベストです。


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この記事の監修者

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この記事は日本一の宝石街に店舗がある専門店、東京宝石俱楽部が監修しています。


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